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応募・問い合わせへの対応

応募者は“重要な契約”の相手、
第一印象を重視して対応する。

「応募を歓迎し、よい印象を与えるように努めましょう」

応募・問い合わせ電話は、応募者とのファーストコンタクトです。
この電話でお互いの印象が決まってしまうことも少なくありません。
あまりにも常識外れマナー違反の応募電話に、その場で「採用対象外」と判断する
会社の話も聞きますが、応募者のほうも同じように会社の対応を見ています。
将来、会社にとって貴重な人材になる可能性がある応募者ですから、誠実に、
ていねいに、またトラブルにならないよう的確に対応する必要があります。

  • 担当者自身か特定の代行者が対応する

    トラブル防止のため、社内の不特定多数の人が応募受付・問い合わせに対応することは
    避けるべき。応募者からかかってきた電話は、必ず担当者、または特定の代行者に回してもらうようにしておきましょう。また「当方から折り返します」と伝えたら、その約束を守らなくてはいけません。

  • 広告の表記と違う理由で断るのはNG

    応募電話の時点で、求人広告に表記した「応募資格」を満たす人物であることを確認すれば、それ以降の選考が効率的に運びます。
    応募条件に合わない場合は、
    「今回募集の条件と合わないので、応募を受け付けることができかねます。
    残念ですがご了承ください」と断ります。
    求人広告の表記と矛盾するような理由を言うとトラブルを招きます。

     

    <こんな断り方をしてはダメ>
    ×「ウチは女性(男性)しか採用していません」
    × 求人広告は未経験者歓迎なのに、「 やはり経験者を優先したいので……」
    × 求人広告には年齢制限がないのに、「☆歳までなんです」

  • 問い合わせに対し不用意な回答をしない

    応募者の問い合わせに対しても、きちんと回答しましょう。いい加減な回答をすると、
    トラブルを招きます。よくある質問への回答はあらかじめ決めておくと不用意な発言を
    せずにすみます。

問い合せ電話への応答トーク例

  • Q.私は経験者ですが、お給料はどのくらいになりますか?

    トーク例

    「経験は考慮しますが、具体的な金額は面接で職歴や技能レベルなどをうかがい
    総合的に検討します。現時点では申し上げられないのです」

  • Q.実務経験が少ないのですが、応募できますか?

    トーク例

    「経験の程度は、お話しを伺って判断しています。今ここで、簡単に職歴などを
    質問させていただいてもよろしいですか?」

  • Q.配属店はどこになりますか?/希望の店に配属されますか?

    トーク例

    「配属先は面接で適性や経験値を判断したうえで決定しています。ただし通勤に
    支障をきたさない範囲での配属を基本に考えています」

  • Q.“営業デスク”とはどういう仕事ですか?

    トーク例

    「外勤営業のスケジュール管理や営業資料の作成、電話応対や連絡調整など 
    営業サポート業務が中心になります」

  • Q.すぐに採否の結果が出ますか?
    選考のスケジュールを教えてください。

    トーク例

    「先ほど予約された日時の面接が一次選考となります。それに通った方には
    1週間以内に役員面接があり、そこで採用・不採用を決定します」

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