アルバイト・パート採用の基礎知識
求人募集の方法
求人サイト
情報収集はスマートフォンなどの普及もあり、求職者がいつでも気軽に検索できるようになりました。求人情報サイトだけではなく、自社サイトへ誘導することもできるため、職場や店舗の雰囲気を把握してもらうことも可能です。
勤務時間や勤務日、勤務場所といった切り口で細かく検索できることも求人サイトの強みです。
求職者の多様性に対応した勤務条件の提示も必要な人材確保のポイントです。
フリーペーパー
生活圏のコンビニや駅などにラック設置されているフリーペーパーは学生・主婦などに訴求しやすい方法の一つです。
また、フリーペーパーによっては、「接客特集」「事務職特集」「日払い特集」などの特集が組まれており、その特集に興味を持つ求職者がフリーペーパーを手に取りやすいものもあります。
発行地域が限定されているフリーペーパーであれば会社や店舗の近くに居住・通学する求職者の採用可能性が高まるでしょう。
折り込みチラシ
パートの中心である主婦の目に多くふれるためには「新聞の折り込みチラシ」も有効な手段です。
特に主婦や定年退職後の男性は自宅で折り込みチラシを見るため、自発的に求職していない人にも呼びかけをすることができます。
新聞の折り込みチラシを見て働く意欲が湧いてくるというケースもありますので、魅力的な求人があれば働いてもよいと考える人に対してもアプローチができます。
新聞の折り込みチラシやフリーペーパーといった紙媒体は、伝播力があるため有能な人材を集める手段として有効です。
しかし、パソコン操作を必要とするパートの求人募集を行う場合、紙媒体からの募集では必要とするスキルを持った求職者がなかなか集まらないといったことがあります。
パソコン操作が必要な職種なら、あえて求人サイトから募集をかけるのも選択肢の一つです。
求職者の特徴
アルバイト
学生が中心で、学業やサークル活動など、学生生活を妨げない働き方を希望するため、平日の夕方以降や土日祝日及び長期休み(夏休みや冬休み)など、空いている時間のみの就業が多くなります。
求職動機としては「自分の生活スタイルを維持したまま、自由に使える収入を得たい」という希望を満たすアルバイト先を求める傾向があります。
パート
主婦が中心で、平日の日中帯の就業で配偶者控除の範囲内で働く場合が多くなります。
求職動機としては「生活費を充足させること」や「将来に向けて貯金すること」などです。
パートをする人の多くが社会人経験者であるため、ある程度の「やりがい」を求めており、やりがいを達成するための「長く働ける安定した職場」を希望しています。
また、パートを本業としている一方で、子育てや介護、学業や趣味などと両立させる働き方を希望する求職者も多くなっています。
「自由な時間を確保しつつ、しっかり稼ぎたい」というのが、パート求職者の特徴となっています。