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採用動向
厚生労働省による「平成26年(2014)医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概況」と「月刊コンビニ 2016年5月号 商業界」によると、全国の件数を合わせると歯科医院はコンビニエンスストアの数よりも多く、そのため歯科助手は非常に需要の高い職種と言えます。国家資格のような特別な資格が要らず、未経験でも就業できる可能性が高いこと、今後は高齢化社会にともなって訪問診療などが増えることが予想されますので、歯科医や歯科助手の需要も高くなると考えられます。
歯科助手の雇用形態は、正社員、派遣社員、パート・アルバイトの三つに分かれますが、業務内容は、どの雇用形態でも大差ありません。
主婦などパート勤務を希望する求職者も多くなり、歯科助手の正社員採用は減少傾向です。
直雇用以外にも人材派遣会社に登録し、派遣社員を紹介してもらうケースもあります。
なお、パート・アルバイト採用は、勤務日数や勤務時間に融通がきくことが多いのが特徴です。
採用担当は、求職者の希望が変化していることを把握しつつ、求職者の望む働き方に合わせた雇用形態を設定する必要があります。
求職者の特徴、属性
求職者の大半を女性が占め、学生から主婦層まで幅広い世代に人気の高い職種です。その理由として、特別な資格が必要でなく実務未経験者でも働くことができる職種である点、雇用形態が様々で求職者の生活スタイルに合った働き方ができる点などが挙げられます。
また、身に付けたスキルは一生ものであることから、結婚や出産などで一度仕事から離れた後も比較的再就職しやすい点も魅力と言えます。
加えて、予約制の歯科医院が多く、診療時間や休診日があらかじめ決まっているため残業が少ない傾向にあります。家事や育児、学業と両立したい人にとってこの点も魅力的な職種と感じるようです。
以上のことから、歯科助手を希望する求職者は、ワークライフバランスを大変重視する特徴が伺えます。
歯科助手の仕事の中には、子どもからお年寄りまで幅広い年代の患者が安心できるような雰囲気作りや、患者が抱える治療への不安などを聞いて励ますこともあります。歯科助手は患者と歯科医師、歯科衛生士の双方をサポートし架け橋となることが求められています。そのため、「人の役に立つことにやりがいを感じる」「人と接することが好き」「様々な業務を経験したい」「手に職をつけたい」といった志向性の人が歯科助手を希望する傾向にあります。
また、歯科助手は人気職種のため、未経験者には狭き門であるのが現状です。そこで意欲のある求職者は、就職前から民間資格の勉強を始める人も多く、勉強熱心で向上心の高い人が多い印象を受けます。
採用のポイント
歯科助手の採用は、歯科医院での採用面接によって合否を決定します。採用の難易度は、求職者に求める経験の有無(資格の有無)や、どの雇用形態での採用を検討しているか等によって左右されます。
まず採用担当者は、「これまでの職歴やアルバイトの経験」「歯科助手の志望動機」「自己PR」「長所短所」「その歯科医院への志望動機」といった一般的な質問に加え、医療機関という特殊な職場であるため「治療を怖がる子どもへの対応方法」などを質問することをお奨めします。
パート・アルバイトでの雇用形態の面接の場合は、勤務曜日や勤務時間の希望、子供がいる場合は預け先の有無、学生であればテスト期間中も働けるのかといった、勤務時間に関する確認を行い、求める条件とのすり合わせを行います。
また業務を行う上で専門用語への理解や技術が必要とされる点もあり、特に未経験者の場合は慣れるまでの最初の半年間は覚えることが多く、最も離職率の高い期間と言われています。言い換えると、半年間就業できれば長期の継続勤務が期待できるため、その医院における新人教育の研修充実を打ち出していくことが効果的です。また、これまでの転職頻度や職歴の継続年数といった期間に関する情報も重要な判断材料となります。
求職者が未経験である場合の意欲を量る上で、『歯科助手に活かせる民間資格の勉強をしているか』といった質問も有効的です。歯科助手民間資格の代表的なものに、歯科医療事務管理士(R)技能認定制度、歯科助手検定試験(3級~1級)、歯科医療事務検定試験(3級~1級)、認定歯科助手、日本歯科医師会歯科助手資格認定制度(乙種第一、乙種第二、甲種)が挙げられます。
また、歯科助手は歯科医院の「顔」となるため、清潔感が感じられる第一印象は大切です。
採用面接での質疑応答を総合して、「責任感があり礼儀正しい人」「コミュニケーション能力が高い人」「人間関係が円滑にできる人」「真面目で向上心のある人」といった人柄を見極めます。
歯科助手の仕事は一般的なサービス業や接客業と異なり、実際の治療行為は行うわけではありませんが補助する形で医療の現場に携わる以上、専門的な知識も求められる特殊な仕事です。面接を通してその事実を深く理解しているかどうかを把握した上で、お互いの求める就労条件をすり合わせていきましょう。
歯科助手の仕事・業務内容
歯科医院において、受付、患者の介添、セメントなどの練和、器具の清掃や準備、事務全般など幅広い業務を行うのが「歯科助手」です。
歯科医院には一般歯科、小児歯科、矯正歯科、予防歯科、インプラント歯科、審美歯科といったように力を入れている分野は様々です。それに伴って求められる業務内容も多岐に渡りますが、いずれの場合においても行われるのは事務業務と医師のサポート業務です。
歯科助手が行う事務業務には、来院した患者の受付、カルテの整理、診察台への案内、次回予約手続き、会計、薬の受け渡し、電話応対などが挙げられます。
そして歯科医師のサポート業務は、治療に必要な器具の準備、歯科医師への受け渡し、セメントや印象材を練る練和、石膏注ぎ、バキュームやライト照らし、院内清掃など、歯科医師による治療のサポートを行います。
そのサポート業務の中で重要なものの一つが『練和』です。患者の歯型をとるために必要な印象材を練る作業と、歯を削った後につめる詰め物や被せ物を接着するためのセメントを練る作業を指します。印象材やセメントは適切な硬さに練らなければ、歯型が上手くとれなかったり、詰め物が上手くくっつかなかったりするので、後工程を円滑に進める上で重要な業務です。
また、歯科医院によっては石膏注ぎも歯科助手が行う場合があります。石膏注ぎとは印象材で患者の歯型をとったものに石膏を流し歯の模型を作る業務です。この模型を使って歯の被せや差し歯を歯科技工士が制作するため、丁寧な作業が求められます。
このように歯科助手の仕事は多岐に渡りますが、歯科医師のサポート業務をどの程度する必要があるのかについては現場によってかなり異なります。採用担当の方は「募集人材の具体化」など、しっかりとした事前検討が必要です。