不安にさせていませんか?「まだ決まっていないと言っておこう」
応募者の立場に立って待機時間を
引き延ばすなどの行為は避けること
「まだ決まってない・・」いつ決まるの?
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口頭での約束を守っていますか?
面接の際に、「○日までに選考の結果をご連絡します」と告げたのであれば、その後に
状況が変わったとしても、会社はその期日を守るべきです。
なぜなら、応募者はその日までに結論が出ると思って待っているから。
会社側にも都合があって返事を先送りにしているのかもしれませんが、応募者にも
都合があります。約束したことはきちんと守るようにしましょう。 -
「良さそうな人はキープしておきたい」で待たせていませんか?
「この人を採用してもいいけれど、もう少し待ったらもっといい人から応募があるかもしれない。だから結論を先送りにしたい」
少しでもいい人を採用するために良さそうな人はみんなキープしておきたいと思う気持ちもわからなくはありませんが、それは会社側の身勝手な考え。応募者の立場に立って
考えれば、不必要に待機期間を引き延ばすことは避けるべきです。 -
応募者を不安な気持ちにしていませんか?
結果の連絡を待つ間の応募者は非常に不安な状態でいます。
期日を過ぎても返事がない場合、結果を確認したくても「ずうずうしいと思われて
不採用になるのでは」と連絡を差し控えているかもしれません。
せっかくあなたの会社に入りたいと思ってくれている人たちを必要以上に不安に
させたり、期待を持たせておいて結果的にがっかりさせるようなことはやめましょう。
応募者に不信感を与えるトラブル事例
- 1)面接で「○日後に結果を連絡します」と言われたが、その日を過ぎても連絡がないので会社に問い合わせてみたところ、会社からは「あなたは不採用です。
合格者から連絡をしているので、まだなんだと思います」と言われた。 - 2)「もう少し待ってください」という会社の言葉に従って3カ月も面接の結果を待ったが、結果は不採用。
結果を待っていたために、他の仕事をすることもできなかった3カ月について、会社に損害賠償を求めた。 - 約束した期日までに返事が出来ない場合は、それぞれの応募者に連絡を取って承諾を得ておくべきです。
また「◯日までに連絡がない場合は、不採用」と伝えたつもりなのに、応募者から問い合わせが入ることもあります。
面接の際に合否の通知方法を書面にして渡すなど、応募者にとっても会社にとっても双方にいい関係でありたいですね。