休業期間:2024年12月27日(金)~2025年1月5日(日)
主婦の就業に関する1万人調査
今回は、弊社の調査機関「ジョブズリサーチセンター」にて行った「主婦の就業に関する1万人調査」の結果をご紹介しながら、お店にとっての採用戦略について考えてみたいと思います。
このレポートは、有職者の比率が低く、就業意向はあっても求職活動をしていない層が多い「20~49歳の既婚・子供あり女性」(n=4,281)を分析対象として調査結果をまとめたものです。調査の詳細の結果は以下からも閲覧していただくことができます。
第1回目の今回は、調査の全体概要に触れながら、仕事と生活のバランスや就業率や仕事を選ぶ際に影響を与える様々な要因についてご紹介していきます。
調査の結果
<全体概要>
まず、全体の概要としては、20?49歳の既婚で子供がいる女性のうち、現在就業していないが就業意向がある人(円グラフ上のB+C+D)は過半数(51.1%)となっています。
図1:就業率40.7%、現在無業だが就業意向がある人は51.1%。就業意向がない人は8.2%にとどまっています。実は「就業していない女性」で就業意向のある人は86.2%となっており多くの人が就業機会を求めているといえます。
<仕事と生活のバランス>
仕事と生活のバランスについては、20?49歳の既婚で子供がいる女性のほとんど(97.2%)が、仕事と生活の比重について、「生活中心に考えたい(53.7%)」、もしくは、「仕事と生活のバランスが取れるようにしたい(43.5%)」と考えているようです。
生活を中心としながらも良い仕事があれば働きたいということですので、一定量の求人があることを前提として考えれば、適切にお店側と彼女たちをマッチさせることで、良い採用につながる可能性が高そうです。
図2:20?49歳の既婚・子供ありは約4割、C.無業・非求職・意向高は約3割以上の人が
仕事と生活のバランスが重要と考えています。
<就業率に与える要素>
20?49歳の既婚で子供がいる女性の就業率に影響を与える要因は、「本人年齢」と「同居している末子学齢」であり、彼女たちの本人年齢が上がるほど就業率が高くなる傾向があります。
図3:就業率に影響を与える要素は、「本人年齢」と「同居している末子学齢」
次に有職者(アルバイト・パート)の就業実態について見てみましょう。
<仕事を選ぶ際の重視項目>
仕事を選ぶ際に重視する点については、育児や家事との両立が大前提のため、職場の近さやアクセスのしやすさ等、場所に関して重視する傾向が高くなっています。次に高いのが休日や時間についてです。
同時に、「長く働けそうであること(6位)」や「安心して働けそうであること(9位)」といった項目も上位にきているので、職場環境という点も無視できない重要な要素と言えそうです。
表1:仕事を選ぶ際の重視項目は「場所」、次いで「休日・時間」
現在就業しておらず子供がおり就業意向のある人は就業に向けての不安度が高いこともわかってきました。(93.7%)
具体的な不安理由を自由記述で求めたところ、それぞれ1/4の人がブランクの長さと育児との両立と回答がありました。
主婦の方は家事・育児経験によりマルチタスクスキルが磨かれ、ママならではのホスピタリティという独自の強みを持った「人財」です。募集条件の見直しや彼女たちの声に耳を傾け条件提示をすることで、より良い採用ができるかもしれません。
上記から、お店として店長の皆さんに対応していただけそうなことや、フロム・エー ナビやタウンワークを運営する弊社が様々な方法で店長の皆さんをサポートできるたくさんの可能性が見えてきたような気がします。
今後
本サイトでは、今後も全国の店長の皆さんを応援すべく、アルバイト等を採用するという視点に立った時に役に立つ情報や知識を定期的にご紹介していきます。みなさんの知りたい情報が他にもあれば、そちらについてもぜひ教えてください。
現在考えているテーマは、次のようなものです。
- ● 女性活用
- ● シニア活用
- ● 店長応援
- ● 履歴書不要求人
- ● Iターン・Uターン
- ● 大量出店
- ● 外国人採用
- ● マイナンバー制度
- ● 採用成功事例
- ● 海外の事例
みなさんにお願い
みなさんからも、ぜひ、良い採用経験について教えて下さい。取材をさせていただき、本サイトにてご紹介をさせていただきます。
また、よろしければ、以下の登録フォームよりメールアドレスを登録していただけましたら、求人のワンポイントアドバイスなどをメールマガジン形式で配信させていただきます。