休業期間:2024年12月27日(金)~2025年1月5日(日)
顧客の採用成功事例
SUCCESS STORY
人材採用によって成果をあげた
顧客企業と経営者の声を聴きました。
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会社名 株式会社藤秀 住所 福岡県福岡市東区多の津1-4-7 事業内容 節句人形の製造・販売 話者 代表取締役 瀬藤 和広 様(写真は常務取締役の瀨藤様) -
作り手が減る伝統工芸界を支える在宅ワーク
求人募集のきっかけは今まで人形のパーツを作っていた業者が廃業し、仕入れ先がなくなったことでした。外部の業者に頼るのではなく、自社でなんとか対応できないかと思い、コスト的な面も含めて、在宅ワークの働き手を募集することにしました。
皆さん、職人のような高度な技術が必要だと思われる方も多いですが、実際は手作業で、少し指導すれば手先の器用な人なら問題なくこなせます。
我々が大切にしているのは、業務的にパーツのやりとりだけをするのではなく、きちんと顔を見て指導をすることです。仕事をお願いする際も、一番最初は会社に来てもらい目の前で手本を見せ、ノウハウを覚えて帰ってもらいます。その後、自分のタイミングで納品しに来てもらい、その時点でスキルが足りていない部分は再び指導をします。
上達の早い方には長期的に仕事を依頼しますし、自然と信頼関係も生まれ、お互いに安心して仕事ができるようになってきます。 -
自分のペースで働く魅力主婦の“好き”も有効に
応募者のほとんどが女性で、在宅ワークだと家庭の時間と両立できるのがいいと言われます。また手芸などが好きで趣味の延長で働きたい方もいて、自分が手がけたパーツが商品になって流通することに喜びを感じると言われたこともありました。
時間をつくる工夫もしてくれ、自由に時間を使える主婦の方だと、毎日の時間割を自作し、自らノルマを課して上手に働いて下さる方もいます。自分のペースで時間を調整し働くことが得意な方には、とても向いているでしょうね。
出来上がりの完成度が高い方は単価もあげ、出来高制にすることで人材確保の試みも行っています。利点は他にもあり、自社でパーツなどの製造ができると、社外的な信頼につながります。作り手が減る業界内で、いかに効率よく製造を調整していくのかは、この先も課題になると思います。
今後は在宅ワークのフォロー体制の充実などに取り組み、クオリティーと効率化の発展に邁進していきたいですね。
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会社名 株式会社ウェルビー 住所 福岡県福岡市博多区祇園町8-12 ロータリー大和2F 事業内容 浴場、宿泊施設、クアハウス、料理飲食店、カラオケ施設、駐車場事業の経営 話者 岩本 久嗣 様 -
新たな勤務形態を設け、中高年層を活用
実は、採用前は自分より年齢の高い人を採用することに不安でした。
年齢が高いと働く意欲が低く、新しいものを受け入れられる柔軟性がないのではと、そういう固定観念にとらわれていました。しかし少子化に伴い労働人口の減少など、時代として中高年層の労働力は注目されています。いつまでも古い考えにとらわれるのではなく、一度やってみようと決意しました。
すると多くの方からご応募をいただき、面接も順調に進みました。
驚くことに、皆さんとても意欲的でよく気配りのできる方が多い。前職は看護師だったという中年女性は、子育てが終わったので新しい仕事を通じて人生を楽しみたいと応募してきてくれました。とても明るく、働くことに前向きなその姿から、自分の考えがいかに前時代的なものであったのかを学ばせていただきました。
優秀な人材と年齢は関係ないと気づき、週に3日勤務で5時間から可能と、条件の幅も広くすることでさらなる人材確保に努めています。 -
若手にない目線を生かし組織力を強化
採用するにあたり、既存従業員の拒絶反応が全くなかったわけではありません。そこで実際に現場に慣れてもらうために、定期的に面談を設けました。面談内で細かい業務のフォローや指導にあたりました。
それにより想像以上にスムーズに現場になじめ、若い社員と共に力を合わせて働くことができています。
実はこの中高年層の採用を機に、全社員に面談システムを導入し、新しく教育制度を設けることが決まりました。結果的に、この試みが組織力の強化につながったのだと認識しています。
歳を重ねている方は、やはり包容力があります。
人生経験が豊富だし、前職がホテル業界ではなくても、気の利く方が多いです。若いスタッフよりも、お客さまの気持ちを察することに長けている印象ですね。そうした人間性などの部分が、中高年層ならではの武器だと思います。
今後は中高年の方々のノウハウを共有し活用できるよう、よりよい制度づくりに取り組みたいです。
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会社名 有限会社ムーブ 住所 福岡県久留米市東町39-9 VBビル4階 事業内容 ブライダルを中心としたサービス業の有料職業紹介業・人材派遣業・アウトソーシング業 話者 取締役社長 田中康聖 様 -
未経験者が持つ向上心をプラスに変える
事業を始めた当初は、とにかく経験者が必要だと思っていました。販売や飲食関係の経験者に来てもらう方が業務上、効率的だと信じていたんです。でも未経験の学生たちを採用するなかで、婚礼業界に憧れや興味を持つ子や、伸びしろのある子たちの存在に気づきました。
経験者は立ち上がりは早い分、自分なりの方法論を持っており、現場ごとの切り替えができず行き詰まるケースもあります。しかし学生はまっさらの状態なので、叩けば響きますし、業務を通じて人との接し方も覚えていきます。
いつの間にか素人だった学生が成長してリーダー格になった時、後輩たちを自然とまとめていく姿は、とても感慨深いものがあります。
だからこそ指導方法も改善を重ね、社員が外部の研修などに参加し、インプットしたことを社内でアウトプットし共有する場を設けました。
全員がステップアップできる仕組みをつくり、モチベーションの強化に取り組んでいます。 -
時代に合わせた柔軟性で求職者に向き合う
時代の流れもありますが、幅広い人材を集めるため、履歴書持参のシステムをやめました。
面接も実際の式場で実施し、それにより学生が現場での仕事を想像しやすくなったり、今まで来なかった層が応募してきたりと、効果はありました。
大事なのは、何を基準に頑張るのかは学生それぞれだということ。
まずは一緒にやってみて、そこをスタート地点にして、長い目で付き合うように心がけています。
面接時は頼りなさそうに見えても、お客さまに誉められたことがうれしくて続けている子や、現場のリーダーと仲良くなって仕事が楽しくなった子など、さまざまです。
社内の人間だけの価値基準で評価するのではなく、その時の環境も含めて評価して指導しないと、定着化は図れないと実感しています。業務に関しても強制的に押し付けるのではなく、学生の人柄やスタイルを見ながら、話を進めるようにしています。
ここでの経験が、彼らの進路に少しでも貢献できれば、うれしいですね。
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