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【応募者の立場で書きましょう!】魅力的な求人広告のキャッチコピーとは

求人サイトには数多くの企業が求人を載せています。その中でいかに自社の求人広告に興味をもってもらうか。
その上で重要な役割を担うのが求人広告のキャッチコピーです。
ここでは、そんなキャッチコピーの作り方のコツをお伝えします。

ポイントは「訴求内容」と「視認性」

キャッチコピーを考える際、まず最初に考えるのは「訴求内容」です。訴求内容を考える際には「何が応募者にとってメリットとなるのか」を端的に伝えてあげることが重要です。 しかし、どれだけ魅力的な訴求内容であったとしても、その部分が目に入ってこなければ意味がありません。そこで重要となるのが視認性、つまりその訴求内容が「どれくらい目に入りやすいか」という点になります。

訴求内容は応募者と競争相手で考える

時給や環境、福利厚生など、応募者に伝えたい内容はいくつもあることでしょう。
その中で何を重点的に訴求するのがよいのでしょうか。
ここで役に立つのが、マーケティング分析などで使われることの多い「3C分析」です。

3C分析とは「顧客(Customer)」「競合(Competitor)」「自社(Company)」の3つの観点で分析を行うことを指しますが、実はこれがキャッチコピーを考えるときにも大変有用なのです。

まず「顧客(Customer)」ですが、これは求職者を指すものと考えましょう。
求職者が気にする部分はどんなところなのか、求職者はどんな軸で仕事を探すのか、どんな部分がメリットとなり得るのか。
求職者の求めることについて考えを巡らせます。
この際、どんな人に来てもらいたいか、という求職者の具体的な像がある方が、より具体的なイメージがわきやすいでしょう。

次に、誌面やウェブサイトなどで、自社の広告が掲載されるであろうページを見て、競合となる企業がどんな訴求をしているかを見に行きましょう。
おそらくどの企業もキャッチコピーは必死に考えているでしょうから、どの部分を特に強く打ち出しているのかを分析することはとても参考になります。

求職者が求める内容、競合が訴求している内容を踏まえて、自社のキャッチコピーを考えます。
求職者が求めるであろう内容(時給、福利厚生、仕事内容など)をリストアップし、それらに対して競合がどんな内容を訴求しているのか・訴求していないのか、という形で整理をします。
その上で、競合の訴求内容に「勝てる要素」「引分にできる要素」「勝てない要素」という形で印をつけていきます。

  • 求職者が強く求めていて、且つ競合にも勝てる要素:もっとも強く訴求すべき内容です
  • 求職者が強く求めていて、競合と引分にできる要素:競合に負けないように訴求内容に含めます
  • 求職者が求めていて、且つ競合にも勝てる要素:②とセットで訴求することで、全体で競合に勝ちに行きます

上記のような形で整理すると、何を押し出すべきか、何を押し出さないべきかが整理されやすくなると思います。

どんな表記の仕方をしたら目に入るか

訴求内容が決まったら、次はいかにその部分を見てもらうか、「視認性」の向上に目を向けます。
実際に掲載されている求人広告を見ると、各社さまざまな方法で視認性を上げているのがわかると思います。
「♪」を使ってみたり「◆」や「■」といった記号を入れてみたり、「【】」や「<>」で囲ってみたり。
これらを組み合わせて、応募者の目を惹くことが重要です。
まずは実際に誌面やウェブサイトを見て、どんな記号が特に目に入りやすいかを確認してみるとよいでしょう。

キャッチコピーというと、とてもきれいな言葉や表現を使わなければいけない、というイメージがわいてしまうかもしれません。
しかしその本質は「相手が求める情報を、最も届きやすい表現で伝えること」のように思います。
まずは相手(求職者)が何を求めているのかを考え、そこにどんなメッセージを送るかを考えることから始めましょう。
もしイメージできなければ、既に働いている方に事情を話して、ヒアリングをしてみることもおすすめです。