ブルータス、お前も......採用活動で悩んでいるのか?
こんにちは、世界史ではローマ帝国の時代が好きな伊達です。
業種や業態によって繁忙期や閑散期があるように、採用活動にも「活性化するタイミング」があります。スタッフの入れ替わりが起こりやすい繁忙期前後や事業(店舗)拡大にともない人材獲得ニーズが高まる時期などにおいて、実際に採用活動に力を入れている企業も多いでしょう。このようなタイミングで「求める人材」から応募してもらうには、どうしたらいいのでしょうか?
今回は、求職者の心を動かしやすい求人広告文の書き方についてご紹介します。注意点をふまえつつキャッチコピーを考え、「応募したくなる求人広告」の実現を目指しましょう。
求人広告の効果を最大化するポイントは、「キャッチコピー」にあります。
キャッチコピーは文字通り、読み手の興味・関心を一瞬でつかむためのコピー(広告文)のこと。「求人広告の効果が薄い」と嘆いている企業の場合、もしかしたら以下に該当するようなキャッチコピーになっているかもしれません。
・情報を詰め込みすぎた結果、文字が多く頭に入ってこない
・文章表現を意識しすぎて、会社独自の特徴が伝わらない
・競合他社などとキャッチコピーが似すぎてしまっている
・誰がターゲットなのかわからない(求職者にメリットが伝わらない)
求職者はまず、キャッチコピーで「自分にとって読む価値があるかどうか」を判断します。いくら会社や募集条件が魅力的でも、内容を読んでもらえなければ求人広告の効果は得られませんよね。読む相手(求職者)が何を考えているかを理解し、気持ちに寄り添った表現を駆使しながら、シンプルに「この会社いいかも」と思ってもらえるような文面に仕上げることが重要です。
では、どのようなキャッチコピーなら求職者の心を動かせるのでしょうか。
上手なキャッチコピーを作るには、テクニックや語彙力、言葉選びのセンスが必要です。しかし、上手なキャッチコピーでなければ求職者の心を動かせないのかと言えば、決してそんなことはありません。
コピーライティングが得意でないという方は、次のことを意識しながら考えてみるとよいでしょう。
世の中にはさまざまな修辞技法を用いたキャッチコピーがありますが、「うまく言おう」という思いが強すぎると、結果として何を伝えたいのかよくわからなくなってしまうことが少なくありません。率直な言葉のほうが強力なメッセージになるというケースもありますので、表現へのこだわりよりも「伝えたいことが伝わるか」を重視しましょう。
応募する企業を探している求職者に、難解な(不可解な)キャッチコピーを解読している時間はありません。そのため、読んだ求職者がすぐに特徴を理解したり、シーンをイメージしたりできる言葉を選ぶことはとても重要です。「考え込まないとわからないコピー」や「人によって捉え方が分かれるコピー」は、再考の余地があります。
企業によっては、「伝えたいことがたくさんある」というところも多いでしょう。しかし、キャッチコピーにアピールポイントをいくつも盛り込もうとすると、文字量が多くなって求職者の頭に情報が届かなくなります。強みや魅力がぼやけてしまわないように、メインのコピーに入れるアピールポイントは1つに絞りましょう。
前の章ではキャッチコピーの書き方についてお話ししましたが、求人広告のキャッチコピー効果をより高めたいなら「3C分析」をしてみましょう。「3C」とは「顧客(Customer)」「競合(Competitor)」「自社(Company)」のこと。この3点の特徴を掘り下げることで自社の立ち位置や魅力・強みが理解でき、求職者に伝わりやすい文面を作りやすくなります。
「いい会社であることを伝えたい」と思うのは当然ですが、表現にこだわるだけでは十分ではありません。求人広告のキャッチコピーでは「3C」を意識し、求職者のニーズや他社との差別化、自社の強み・伝えたいことなどを適切に打ち出すようにしましょう。
さらに詳しく知りたい方はこちら
→ 【応募者の立場で書きましょう!】魅力的な求人広告のキャッチコピーとは