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介護サービス業界の調査データと応募改善

介護サービス業界の現状
~採用市場~

介護サービス業界の求人状況は全産業と比較するとどのような感じでしょうか。
需要が増えるのに対して恒常的な人材不足がみられ、景気悪化時も1倍以上の有効求人倍率となっています。

日本の人口構造の変化

2050年には2.5人に一人が高齢者

1960年にはきれいな三角形だった日本の年齢別人口も、少子高齢化が進み続け2050年には逆三角形に近くなる見込み。
また総人口も2050年には1億人以下になると予想されています。

日本の人口構造

日本の人口構造

高齢者の割合

高齢者の割合

産業別就業者人口の推移

日本はサービス業が主体の国へ

日本経済を支えてきた「ものづくり( 製造業)」の就業者数は、1995 年をピークに減少を続けています。 変わって数を増やすのが「情報・サービス業」。日本は、情報・サービス業が主流の国になっていきそうです。

産業別就業者人口の推移

産業別就業者人口の推移

有効求人倍率の推移

増大する介護職の需要

2008 年のリーマンショック以来、有効求人倍率は、全産業でみると1.0を切っています。しかし、介護分野に注目すると2009年で1.33。それ以降も高水準で伸び、介護サービス業界の需要が増大していると言えます。

有効求人倍率(全体・介護分野)と失業率の推移

有効求人倍率(全体・介護分野)と失業率の推移

介護サービス業界は景気悪化時でも1 倍以上の有効求人倍率。全産業と比較しても恒常的な人材不足です。

介護サービス業界への
イメージ

就業者と企業側では、介護サービス業界のイメージにどんな違いがあるのでしょうか。
企業側・就業者・離職者と、今後就業を望む意向者・非意向者のイメージのギャップを見てみましょう。

介護サービス業界の
イメージ

企業側・就業者・離職者の
業界イメージ

就業者は、「人から感謝される仕事だ」などのポジティブなイメージをもっている一方、「給与水準が低め」「体力的にきつい仕事が多い」など、ネガティブなイメージも多くもっています。企業側の多くは、「資格や専門知識を活かすことができる業界だ」「人から感謝される仕事だ」「社会的な意義が大きい」など、ポジティブなイメージをもっています。

就業者と企業側のギャップが大きかった項目は「今後成長していく業界だ」「多くの人と交流できる仕事だ」「様々な働き方が可能で長く働くことができる」などです。
いずれも就業者の方が企業側よりもこのようなイメージをもっています。

企業側(上位5項目)

企業側(上位5項目)

就業者側(上位5項目)

就業者側(上位5項目)

離職者(上位5項目)

離職者(上位5項目)

今後の就業・非就業意向者の
業界イメージ

意向者がもつイメージの上位5項目はすべてポジティブなもので、「人から感謝される仕事だ」「社会的な意義が大きい」「今後成長していく業界だ」などとなっています。

非意向者がもつイメージは「体力的にきつい仕事が多い」「給与水準が低め」「精神的にきつい仕事が多い」とまずネガティブなものが挙がっていますが、「人から感謝される仕事だ」などポジティブなものも上位になっています。

今後、介護サービス業界での
就業意向者(上位5 項目)

今後、介護サービス業界での就業意向者

今後、介護サービス業界での
就業非意向者(上位5 項目)

今後、介護サービス業界での就業非意向者

介護サービス業界は景気悪化時でも1倍以上の有効求人倍率。全産業と比較しても恒常的な人材不足です。

介護サービス業界を
選択・離職した理由

介護サービス業界を
選択した理由

就業者が現在の仕事を選んだ理由の上位は、「お客様から感謝される」「社会的に価値のある事業を行っている」「仕事を通じて社会や地域に貢献できる」などとなっています。やりがいや、会社・事業への評価が大きいようです。

企業側(上位5項目)

企業側(上位5項目)

就業者側(上位5項目)

就業者側(上位5項目)

介護サービス業界を
離職した理由

過去に介護サービスで働いていたが離職した人の離職理由は、給与面と労働負荷の面が上位になっています。また、上位5項目には入っていないが「仕事の責任が重いから」なども割合が高いです。

企業側(正社員)

企業側(上位5項目)

企業側(アルバイト・パート)

就業者側(上位5項目)

就業者

就業者側(上位5項目)

資格保持者が離職するケースもありますが、成長意欲が低いからと一概に断定はできません。続けたかったけれども結婚や出産などのライフイベントの中で仕方がなく離職した方もいるのではないでしょうか。生活スタイルも多様化しているため、各人の都合に合わせて働けるシフトを数パターン用意する、短時間勤務の導入や日勤専門の募集なども検討されてみてはいかがでしょうか。

今後の介護サービス業界の
改善点

今後、高齢化社会に向けてますます増大してゆく介護サービス職の需要。
就業意向者を増やし、離職者を減らすためにはどのような改善が求められるでしょうか。
就業者が必要と感じる改善点を見てみましょう。

就業者が必要を感じる改善点

介護サービス就業者が必要を感じる改善点は、「有給休暇を取得しやすい環境づくり」「免許や資格取得の支援」などです。職場環境、評価・育成、負荷削減など、幅広い項目が選ばれています。

就業者が必要を感じる改善点

就業者が必要を感じる改善点

介護サービス業界で働きたいのに
働けていない理由

「家事や育児と両立できない」が働けない理由の1位

「家事や育児と両立できない」が全体および女性の1位という結果になりました。他に「時間・休日の融通が利かないから」も上位に挙げられているように、家事育児と両立できる短時間シフトなどの必要性が高いようです。また男性の1 位には「体力的に不安だから」も挙げられています。

介護サービス業界で働きたいのに
働けていない理由(上位5項目)

介護サービス業界で働きたいのに働けていない理由

家事育児との両立の問題は女性に多い理由。採用したいターゲットに合わせたアピールが応募効果を高めそうです。家事育児との両立ができる短時間シフトの提示や、急な休みを取ることへの職場の理解などの整備が必要かもしれません。

介護サービス業界における
原稿表現の工夫

わかりやすい
「メリット出し」を

「未経験OK!」「資格取得支援制度」等、分かりやすく、魅力に繋がるメリットについては端的に多く提示することでスピーディーな理解促進につながります。

交通欄の記入に
工夫を

「▲▲のバス停すぐ」「●●小学校より徒歩3 分」等、駅から遠い施設&地元で働く施設を探す求職者の場合に「★★駅バス20 分」と記載する。

応募ハードルを
下げる工夫を

「事前見学→面接OK!」「説明会実施」「友人同士の応募OK!」「半日体験有」等、応募しやすい体制、入社してからのギャップを減らすような制度を提示するのも効果的です。

働き方の柔軟度の
提示を

「午前or午後のみの対応OK」「週1~OK」「抜けられる時間有」「担当利用者の業務が終われば直帰OK」等、ライフスタイルに合わせた働き方の多様化を提示できると応募がしやすくなります。

1日の仕事の流れ、
在職者のエピソードを

介護業務未経験では1 日の仕事の流れは不明瞭。仕事の流れや実際の仕事のやりがいを感じたエピソードなどを盛り込むことで働くイメージを持ってもらいやすくなります。